Top > お隣の引越し談2
引越し体験者の中には、グチ以外にも「えっ?ほんまに?」といった場面に遭遇する方もいらっしゃるようです。
これはご近所さんの体験した少しお気の毒な引越しのお話ですが、もしかするとご自身の引越しの際に起こり得るかもしれないと想定して、お読みいただきたいと思います。
彼女は自分のご実家から新築一戸建てに引越しをされた方で、ピアノの先生をしていました。
ピアノの運搬についてはオプション荷物として、別に料金を支払えばピアノ専用の運搬方法にて、引越し荷物として運んでもらえます。
業者ではピアノ荷物のある引越し家庭には、それなりの経験者というかピアノ運搬の得意分野の作業員を人選してくれますので、たとえ繁忙期であっても昨日今日入ったような新人君や素人のアルバイト君が運ぶ心配はありません。
また、高層階などでは特殊なクレーンなどで吊り上げ、窓から出すなどの方法もとられますので安心です。
彼女のピアノは実家の1階の部屋から新居の1階のリビングへ、作業員さんの手による移動計画でした。
引越し当日、いかにも経験者という中年の作業員さんが、手際良く作業に取り掛かり始め
「よっこいせ~っ。」
と、力をいれたその瞬間、作業員さんに悲劇が起こりました。
なんと彼、ギックリ腰になってしまったのです。
「え~、ほんまに~?」
と思われるでしょうが、彼女自身、最初はギャグか??と思ったそうです。
しかし、おっちゃんのリアルな痛がり様に、現場は騒然、作業は中断、社員は会社に連絡し、救急車出動となりました。
彼女の正直な感想は、「おっちゃん大丈夫?」よりも、「うちの引越しど~なるん?」だったそうです。
その後他の支店からも代理の作業員さんが2名加わり、無事、運びかけのピアノは、1時間ほど予定を遅れ、新居へ運びこまれました。
ピアノについた傷のほうは、引越し業者さんによる保険で無事元通りに修正されたそうです。
腰をいわした(いわした=痛めた)おっちゃんは、その後は現場から離れたそうですが今でも元気に働いていらっしゃるそうです。
おっちゃんも、救急車に乗り込むまで、
「すんません~、ほんまっ、すんませんっ!」
と、ずっと彼女に謝っていたそうで、責任感の強いお方だったようです。
まさか、自分の引越しに救急車騒動とは思いもよらない事が起こるかもしれない、引越し現場とはそういうものです。
作業員さんは、どんなに経験者で、力持ちで、運びのプロであってもロボットではありませんので、身体が資本の仕事をされているのだなぁとつくづく感じました。
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